イギリスでもウイルス感染者は【自己免疫】が出来てしまうことが確認されている
どうやらウイルス表面のスパイク蛋白ではなく、
ウイルスの内容物のヌクレオカプシド蛋白が原因のようです

長引く新型コロナ後遺症、自己免疫が原因か? 2021.05.01
//www.technologyreview.jp/s/241326/could-covid-lead-to-a-lifetime-of-autoimmune-disease/

ワクチン接種が始まる前の2020年秋、イェール大学のがん免疫学者であるリング助教授は、自身が開発した新たな検出手法を駆使して、

2020年3月〜4月にイェール・ニューヘブン病院の新型コロナ患者から収集した血液サンプルから人間の体内のさまざまなタンパク質を攻撃できる状態にある多様な自己抗体群を発見した。

リング助教授の自己抗体検査によると、一部の患者では(軽症の患者でさえ)、不正な免疫細胞が攻撃の準備を整え、血液細胞に狙いを定めていた。
心臓や肝臓に関連するタンパク質を狙う免疫細胞も見つかった。
中枢神経系や脳を攻撃できる状態の自己抗体を持っている患者もいた。

「私を特に驚かせたのは、新型コロナ患者に、全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡)などの自己免疫疾患と同程度の自己反応を確認したことです」とリング助教授は言う。

それは、慢性自己免疫疾患の患者から見つかるものと同様だった。
慢性自己免疫疾患は、患者に一生続く痛みをもたらし、脳を含めた臓器に損傷を与えることがある。

ワクチン接種が始まる前2020年10月末に
ニューヨーク市のロックフェラー大学の研究者が
ウイルス感染後に出来る、他の免疫細胞を攻撃できる状態の1種類の抗体を特定していたが

リング助教授の調査結果は、ロックフェラー大学の科学者が明らかにした事実よりはるかに恐ろしいものであり、人体の免疫システム全体に影響を及ぼすことを示していた。

新型コロナウイルス感染者は、ウイルスに対する反応の過程でさまざまな新しい自己抗体を作り出し、体が自分自身に戦いを挑んでいるような状態になっていたと考えられる。

患者のサンプルから発見した自己抗体の強度や多様性、そしてそれが体内の至る所に存在することにショックを受けたリング助教授は

検出結果を見てひどく動揺し、生後9カ月の娘を保育園に預けることを止め、家族をロックダウンに引き戻した。