スズキの現行型ソリオは2020年12月にフルモデルチェンジ発売された4代目モデル。販売期間1年が経過した。
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発売当初は、月間5000台を超えるペースの販売実績を出していたが、2021年5月以降は月間3000台前後の水準にとどまっている。先代型と比較しても販売台数は減っている状況だ。
もちろん2021年は半導体不足の影響が大きかったから単純には比較できないが、新型車のセールスとしては物足りなく感じる。

そんななか、今後実施されるであろう一部改良、マイナーモデルチェンジでは、装備の充実やパワートレイン追加による商品力のアップが期待される。

■ソリオにストロングハイブリッド仕様復活の可能性
スズキは2022年初頭に発表する欧州ビターラに、新開発のストロングハイブリッドを搭載することを予告している。ストロングハイブリッドは先代ソリオにも設定され、「S」で始まるグレード名のモデルで採用されてきた。ただし、現行型ソリオではストロングハイブリッドを廃止している。
欧州ビターラ搭載のストロングハイブリッドは、先代ソリオのストロングハイブリッドから大幅に進化している可能性があり、その仕様次第では日本向け車種にも採用されることが期待される。

また、小型車クラスの本格ハイブリッドについては、2021年終盤にライバルのダイハツで大きな動きがあった。
ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズに、新開発のシリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」が初搭載となった。
将来的には、ダイハツ生産の小型車全般に採用拡大されることが想定され、そのなかにはソリオの直接的ライバルであるトールとルーミーも含まれるだろう。

現状はマイルドハイブリッドの採用に留まっているソリオの電動化であるが、いずれ本格ハイブリッドの搭載が求められることになる。
その仕様は、まもなく発表される欧州ビターラ ハイブリッドにヒントがありそうだ。

■電動パーキングブレーキ採用はいつ?
(続きあり)
https://car-research.jp/solio/ma27s-ma37s.html