2022年寅年景気はどうなるのか。オミクロン株感染拡大が懸念されているが、企業の業績や株価は……獨協大学教授で経済アナリストの森永卓郎氏に聞いた。

「今年は、ひどいことになりそう。一歩間違えたら世界恐慌になると思いますよ」

年始早々、ガツンと目の覚めるような答えが返ってきた。

まずは株価。コロナ禍も3年目。悪い時期は過ぎ、徐々に企業の業績は回復していくのではないか。

「いえ、今年の株価は、大暴落すると見ています。約1年後の年末の日経平均株価は1万5000円くらいになっている可能性があります」

とはいえ、証券会社のアナリストの予想は今年も値上がりを予想するものも多い。そのことについて、森永教授はこう明かす。

「株式マーケット関連の仕事をしている金融アナリストは商売上、悪いことを言えないんですよ。彼らから本音ベースで話を聞くと、
今年5月か6月以降は株価が下落すると見ている人が圧倒的に多いですね。みんな、高所恐怖症になってることは事実。だから、
いったん下げのトレンドが生まれたら、加速度的に下がっていくと思います」

「私は、東京都のオミクロン株の感染者が1万人を超えるのは、10日とか2週間とか、そのくらいのペースであっという間に広がると見ています」



https://news.yahoo.co.jp/articles/f2fb4798977ac8c2e363f24f1f18317c8490ea74
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