最大の問題は「偽情報」 ワクチンをめぐる在米研究者の警告
https://mainichi.jp/articles/20210213/k00/00m/040/122000c

世界ではこれまで1億人近くが接種を受けたが、大きな問題は起きていないと峰氏は言う。調査中のケースが1件だけある。米国の医師が接種後、急性免疫性血小板減少症(ITP)を発症し、脳出血で死亡した。ITPはインフルエンザや風疹のワクチンでも非常にまれな確率で起こりうる副反応だ。新型コロナワクチンとの因果関係は不明で、FDA(米食品医薬品局)が調査しているのだという。米国で接種されているのはmRNA方式のワクチンだ。

 「mRNAワクチンで未知の副反応が起こる可能性は非常に低いと思います。RNAは不安定でもろい物質で、人体にそれを分解する酵素もある。動物実験でも体内に打ち込んだmRNAは最長10日くらいで消えてしまいます」