“台湾海峡と朝鮮半島情勢は無関係ではない” / 米国の覇権戦略と朝鮮の自衛力強化

「北朝鮮と大量破壊武器は我々が長い間直面してきた伝統的な脅威であり、中国は皆が最も大きい脅威として挙げおり、前例がない脅威、追撃する脅威である」。(アブリル・ヘインズ米国家情報長官)

《たぶん中国が6年以内に台湾に対して無力行使する可能性がある」。(フィリップ・デービッドソン米インド太平洋軍司令官)

3年前、ハワイに司令部を置く「太平洋軍」を「インド太平洋軍」に改称し、この地域で軍備増強を推し進めてきた米国は、いま朝鮮と中国の「軍事的脅威」を鼓吹し、両国をねらった全方位的な武力配備を急いでいる。

朝鮮と中国は、冷戦期である1950年代、一つの塹壕の中で米国に対抗して戦い、今日も朝中友好条約によって外国勢力の侵攻に対する共同戦線の構築を確認し合っている国々だ。ここ照準を合わせ「北朝鮮脅威論」、「中国脅威論」を強弁し、覇権維持のためには軍事衝突の危険な状況もつくりだすのも厭わない米国こそ、地域不安定の最大要因である。

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