交番に包丁を持ち込んだとして、熊本県警熊本東署は22日、熊本市中央区の無職の男(49)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕し、発表した。男は容疑を認め、「警察に捕まりたかった」と話しているという。23日に同容疑で熊本地検に送検された。

 発表によると、22日午後0時25分ごろ、熊本東署の保田窪交番(熊本市中央区)に男が自転車に乗って現れ、対応した警察官に対し「拳銃をください」と言い、刃渡り約6センチの包丁を突きつけた疑いがある。警察官が包丁を降ろすように伝えると、男は抵抗せずに包丁を地面に置いたという。交番には4人の警察官がおり、けがはなかった。

 男は「拳銃を脅して取ろうと思って包丁を持ってきた」と容疑を認める一方、「警察に捕まりたかった」と話しているという。1万円以上の現金とタオルなどを入れたバッグを所持しており、5年前から無職という。(屋代良樹)


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