岸田首相、改憲勢力3分の2確保は「無理があるのでは」

衆院が14日解散され、2017年以来、4年ぶりの衆院選が行われます。安倍晋三元首相、菅義偉前首相の後を継いだ岸田文雄首相は何を旗印に戦いに臨むのか。
また他党の党首たちは何を有権者に訴えるのでしょうか。政権選択選挙である衆院選は19日に公示され、31日に投開票。各党が走り出します。

改憲勢力3分の2確保「無理があるのでは」

 岸田文雄首相は記者会見で、憲法改正の発議に必要な衆参両院の総議員の3分の2以上の確保をめぐり、「(衆院)選挙はいろんな論点が争点として上がる。憲法改正だけで選挙をやっているわけではない。選挙だけで3分の2を確保するという考え方には無理があるのではないか」と述べた。

 首相は「憲法改正に理解のある方々にたくさん当選していただくことは大事だ」とした上で、「『選挙』プラス『国会の丁寧な議論』を行うことで、結果として3分の2を確保するのがあるべき考え方ではないか」と強調した。


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