旭川市の中学2年生の凍死、いじめ問題に関連し、インターネットのツイッターで中傷されたとして、女子生徒の母親が投稿者の情報開示を求め、通信事業者を提訴していましたが、通信事業者が任意で情報を開示していたことがわかりました。  
今月11日付けで、亡くなった廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんの母親側に情報を開示したのは、東京都のインターネットプロバイダー「ワークアップ」です。開示した内容は、ツイッターに投稿する際に使われたネット回線の契約法人名と電話番号などです。  
母親の代理人弁護士によりますと、ホテルやインターネットカフェなど、不特定多数の利用者がインターネットを使用する民間会社が契約していて、投稿した個人の特定には至りませんでした。  
訴訟は、今月18日に判決が言い渡される予定でしたが、今回の情報開示を受け、母親側は提訴を取り下げる手続きをしています。  
インターネットの誹謗中傷に関して母親側は、携帯電話大手のソフトバンクやNTTドコモにも情報開示を求めて提訴しています。  
一方、廣瀬爽彩さんが凍死し、いじめについて調査中の第三者委員会の中間報告や最終報告がいつ頃になるのかなどは明らかになっていません。

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