いくら日本の半導体産業を復活させようとしても
中国や韓国が 為替ダンピングの大幅通貨安にして
国ぐるみで自国企業のシェアを伸ばしてくるのを放置したままでは、
世界市場でも国内でも、韓国企業や中国企業に競争で負けてしまう。

韓国は、金融危機だ、スワップが必要だと言いながらウォン安誘導して、
自国の輸出を伸ばすのに躍起になっているんだよ。
それで韓国企業は輸出が最高。

日本国内でも、サムスンの半導体デバイスを売る半導体商社のトウメンデバイスは
業績が好調。東芝やマイクロンの半導体は、世界史上だけでなく国内市場でも、
サムスンにシェアを奪われている。
エルピーダが倒産したのも円高、ウォン安だった。

韓国は悪賢く為替操作をして国ぐるみで自国企業を支援しているのに、
日本では 為替のことをいうと悪いことのような風潮が作られた。
民主党政権の時代に、首相の菅が、
 円は1ドル90円ぐらいが適正でないか と言うと、
  為替のことは言うべきでないと非難の大合唱。

有事の円とか言われて、何かあると円高になるのに、韓国のウォンは大幅安。
日本が新しい製品を開発しても、すぐに真似をされて、
世界市場でも日本国内でも、ウォン安の低価格でシェアを奪われる。
その好例がイチゴ、林檎、ブドウなどの農産物だ。

中国も同様のことをやっている。

日本の失われた30年は、日本が得るべき経済成長が、
為替操作により、中国や韓国に奪われたのだ。