県はランキングの結果が与える負の影響などを無視できないと判断。県庁内に「魅力度ランキング検証チーム」を設置した。専門家の意見を交えながら統計学的な妥当性などについて検証を進めるため、「ブランド総合研究所が出している7万4000円の報告書を公費で購入した」(県戦略企画課)という。

 この報告書を公費を投じて購入したのは群馬県だけではない。栃木県総合政策課とちぎブランド戦略室の担当者は「魅力度ランキングというのは、実は『地域ブランド調査』の84ある調査項目の1つにすぎないのですが、移住定住の意欲度や観光意欲度など他の項目は(報告書を購入するために)お金を払わないと見られないのです」と明かす。