[香港 11日 ロイター] - 経営危機に陥っている中国の不動産大手、中国恒大集団の社債を保有する海外投資家の一部がアジア時間11日の期限までに利払いを受け取っていないことが、関係者の話で分かった。

11日は2022年4月、23年4月、24年4月の各償還債の半年に1度の利払い日だったが、中国恒大は国内債権者を優先し、ドル建て債については先月に2回期日が到来したにもかかわらず、利払いを見送ったまま沈黙を守っているため、今回も実施の可能性は低いとみられていた。

中国恒大からのコメントは現時点で得られていない。

一方、同業の新力控股(Sinicホールディングス)も11日、2億5000万ドル相当の社債について、デフォルト(債務不履行)となる可能性が高いと発表した。支払いに足る十分な資金がないためとしている。

当該債券の償還および最終利払い日は10月18日。

同社の株式は9月20日に約90%下落した後、取引停止となっている。

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