原容疑者は「熱湯を故意に浴びせていない」と容疑を否認。逮捕前の調べには、
「高温でシャワーを流し続けたら、(桜利斗ちゃんが)どんなふうにびっくりするのか、徐々に温度を上げる遊びをしていた」などと説明していたという。
 府警捜査1課によると、桜利斗ちゃんの遺体を司法解剖した結果、やけどは全身の広範囲に及び、上半身を中心に皮膚がただれていた。
死因は重度のやけどに伴う熱傷性ショックで、熱湯を10分近くかけ続けられた可能性が高いことが判明。桜利斗ちゃんの遺体の状況から、
熱湯をよけようとした形跡がなかったことも分かったという。  ただ、松原容疑者の体には熱湯を浴びたようなやけどの痕は見つからなかった。
現場マンションの給湯器は台所にあるパネルで温度調節が可能で、37度から75度まで設定できるタイプ。府警は松原容疑者が桜利斗ちゃんの体を何らかの方法で固定し、
自らの身を守りながら熱湯をかけ続けていた可能性もあるとみている。  桜利斗ちゃんの母親の知人らによると、松原容疑者は事件の数日後、知人らに当時の状況について
「シャワーの温度は38度から上げ、最後は60度にした。その後、リビングでたばこを吸っていたら、桜利斗が意識を失っていた」などと話していた。
搬送の様子を見ていた近隣住民が語る。 「救急車が来る30分前ぐらいに『ぎゃあーっ』という声が2回ぐらい聞こえました。
それまでも母親が叱るような声は聞いたことがありましたが、あの時の声はそれとは全然違った。驚いたとか怒られた時のような声ではなくて、
痛みから出ざるをえないような、大きな“叫び声”だったんです。  何が起きたのか不思議に思っていたら、救急隊員が来て、家から桜利斗ちゃんを運び出していったんです。
全身が真っ赤に腫れあがり、小さな体なのに心臓マッサージをされていて、可哀そうで見てられませんでした。ところが救急隊員の横にいた松原容疑者は妙に落ち着いた様子でした。
それが印象的でした。」松原容疑者は「湯を故意に浴びせていません」と容疑を否認しているという。
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