127gで全国民分?次世代型コロナワクチン開発に 挑戦する日本のベンチャー企業

開発が急がれる新型コロナウイルスの国産ワクチン。第一三共や塩野義製薬などの製薬会社が開発に挑む中、ある創薬ベンチャー企業が来月、臨床試験を開始する。

新型コロナワクチンを開発するのは、日本の創薬ベンチャー企業「VLPセラピューティクス・ジャパン」。代表を務める赤畑渉氏は、かつてアメリカの国立衛生研究所(NIH)のワクチン研究センターに勤務し、アルファウイルスワクチン開発でNIH最高賞ディレクターアワードを受賞した経験もある新進気鋭の研究者だ。

開発中のワクチンは「レプリコンワクチン」といわれるもの。自己増殖RNA(レプリコン)を使った新しいタイプのワクチンだ。

赤畑代表「ファイザーなどのmRNAワクチンの進化版ととらえていただいて構わないです。mRNAワクチンは、RNAを脂質に包んでデリバリーし(体内に入れ)ますが、我々のレプリコンワクチンも、RNAを脂質に包んでデリバリーするところまでは同じです。ただ、一度RNAが細胞に取り込まれると、まず最初にRNAを増やすための酵素が増えて、その酵素がさらにRNAを増やし、COVIDの抗原が増えるというメカニズムです」

ファイザーなどのmRNAワクチンは、ウイルスのうち細胞にくっつくスパイクと呼ばれる部分の遺伝子(設計図)を注射し、体内でスパイクを作り出すことでウイルスが入ってきたと身体に錯覚させ、ウイルスと闘う抗体をあらかじめ作るが、レプリコンワクチンでは、酵素が増えることで体内でRNAが増えるのが特徴だ。結果としてより多くの抗体が作られる仕組みになっている。

以下ソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0eda67c0146cc0e1ce45b7f3780557f342fe996