https://news.yahoo.co.jp/articles/323919688513cdaab12621109b0c41e4a922308d
外出できない新型コロナウイルスの自宅療養者。大阪府では9月5日時点で1万7376人となっています。毎日3食分の弁当を届ける業者を取材しました。
大阪府寝屋川市にある配食サービス会社。午前6時に訪れると、多くのお弁当が作られていました。ここでは市から委託を受けて、外出の自粛を要請されている自宅療養者や濃厚接触者へ届ける弁当を作っています。配食サービス会社を経営する杉原充さんにお話を伺いました。
―――弁当は1日何食作っているのですか? 「日々(弁当の数が)上がっていっている状態なんですけれども、コロナ(の配食)だけで、きょうで321食。(寝屋川市から)話を最初にいただいたのは去年5月からなんですけれども、第1波でちょこっとオーダーがあって、第2波で倍になって、第3波でその倍になって、いまはこの状態」
―――何時ごろから作業しているのですか? 「私と家内と最初は2人で朝3時、4時からスタートしていたけれども、その姿を見て(従業員が)『私も手伝おうか』と声をあげてくれて。3人〜4人くらいが、午前4時、5時から来てくれて頑張っています」
自宅療養者などの生活支援を行う配食サービスの仕組みはこうです。利用者が保健所に配食の希望を出すと、保健所が情報を取りまとめ配食サービス会社に注文します。注文を受けた会社が希望者へ3食分の弁当を届けるというものです。費用は国と市が負担するため、利用者は一切お金がかかりません。
(配食サービス会社を経営 杉原充さん) 「保健所から(注文の)メールが来るんですよ。基本、前日なんですよ。苦しいのが人の確保と在庫の調達。注文があった分についてはお断りすることなく全部受けたいという気持ちはあります」
午前7時。4時間かけて300食を超える昼食用の弁当を作り終えると、一息つく間もなく、すぐに同じ数の夕食の弁当と翌朝のパンの準備に取り掛かります。会社では高齢者向けの配食サービスも行っていますが、全部を合わせると7人の従業員で1日1000食以上の弁当を作っているといいます。
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