ラッパのマークの正露丸というと、日本では広く知られている一般的な胃腸薬ですが、これが実は世界初のアニサキス特効薬だった可能性が濃厚になってきました。

もともと正露丸がアニサキスの活動を抑制するという報告はありましたが、ネット上では専門家による否定的な意見も多く、実際の効果は不明確でした。

高知大学理工学部の研究グループは、正露丸がアニサキスに対する殺虫効果を持つのかどうかを、細胞の生死判定を行うトリパンブルー染色液を使って調査。

結果、正露丸を溶かした液は実際にアニサキスを殺していて、胃液でも分解できる状態にしていることがわかりました。

これは現在殺虫方法がないとされていたアニサキスに対する世界初の特効薬が、実は既に存在していたという驚きの事実です。

研究の詳細は、『Open Journal of Pharmacology and Pharmacotherapeutics』へ7月22日に掲載されています。

(後略)

https://nazology.net/archives/95980