バイデン大統領、民主主義サミットに「台湾総統を招待するか」?
2021/08/13 16:06配信

中国の官営メディアは「ジョー・バイデン米大統領が、ことし12月に開催される “民主主義のための首脳会議(民主主義サミット)”に 台湾の蔡英文総統を招待する場合、台湾上空に中国人民解放軍(中国軍)の戦闘機が出撃するだろう」と強く警告した。

中国官営メディア“環球時報”はきょう(13日)の社説で「中国は、蔡総統が民主主義サミットに参席することを絶対に許すことはできない」と強調した。

バイデン大統領は 12月9日から10日オンラインにより開催されるこの会議に、民主主義国家の首脳たちと民間部門の代表などを招待し、権威主義体制に立ち向かうための連帯を模索する。「権威主義への対応」「腐敗の摘発」「人権保護」という3つのテーマを扱う民主主義サミットは、中国とロシアに対するものだとみられる。

このメディアは「米国と台湾の一線を越える密着は、人民解放軍の戦闘機が台湾へと飛び立つ歴史的なきっかけとなるだろう」とし「台湾は、人民解放軍の巡航範囲に含まれるだろう」と指摘した。

つづけて「米国と台湾の結託が一線を越えれば、人民解放軍の戦闘機が台湾上空を飛行すると、幾度も警告した」とし「(戦闘機の飛行は)台湾に対する中国の主権をはっきりと宣言し、米国と台湾の陰謀を粉砕するだろう」と伝えた。

また「米国が、他の首脳たちと蔡総統が共に会議に参席する場面を演出すれば、台湾の “国家”としての地位を公に認め 台湾海峡の政治的状態を壊すことになる」とし「中国は断固とした措置をとらざるを得ない。“一つの中国”という原則を守るために、決定的な反撃をするだろう」と強調した。
https://www.wowkorea.jp/news/Korea/2021/0813/10311128.html