東京在住の40代女性(帰省先:福島)は「両親は心配だが、帰ってきたら村八分になると言われて諦めた」と語る。

神奈川在住の50代女性(帰省先:宮崎)も同じように「首都圏からの移動を地元の人が歓迎していない」と回答。東京在住の
40代男性(帰省先:大分)は、「『帰省した人とその関係者で陽性』というような報道をされているのを目にした。 地元の側がそんな認識だと当分帰れない」と嘆いた。

山形在住の40代男性は、地方から東京への帰省なので逆パターンではあるが、「 感染者数が爆発的に増えている東京都へ帰省した後、
万が一自分の身辺に 感染者を出してしまったら、もう山形県に住むことも仕事も全て失うリスクがある」と恐れている。

愛知在住の40代女性(帰省先:福岡)は「7月の連休にお墓参り済ませた。大好きな祖母が4月に亡くなったが、コロナ対策で葬式には来るなと言われた。
移動は車、お墓参りだけして誰にも会わず帰って来た」という。

やはり都市部、とりわけ緊急事態宣言が出ている首都圏が絡むと、周囲の目もより厳しくなるのかもしれない。

しかし、それ以外の地域でも、こうした声はあがっている。秋田在住の50代男性は県内の帰省ですら「周りの家の目がこわい」という。広島在住の
30代男性(帰省先:山口)は「帰省はするけど日帰りにしました。実家は田舎で、帰ったら風評被害がある可能性があるので必要最小限にとどめる」と話していた。

なお、この夏休みに向け政府は「連休、お盆の県をまたぐ移動は慎重に」「やむを得ず移動する場合は、小規模・分散型で事前に検査も検討を」などと呼びかけている。

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