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1人あたり合計で1億円超えも……

このほか、国家からの報奨金などもあり、国家と地方政府、企業からの現物支給(住宅)などを合わせると、まだ現役の大学生である楊選手が受け取る報奨金は、日本円に換算して1億2000万円以上になるだろうと予想される。
他の選手については不明だが、中国の場合、金メダリストへの報奨金は一律ではなく、各選手に縁のある地方政府や企業などから、それぞれ報奨金が出る仕組みとなっているようだ。
過去の例では、2012年のロンドン五輪の際、同じく射撃で金メダルをとった易思玲選手に約1000万元(当時のレートで、約1億2600万円)の報奨金が支払われたことがあった。
報道によれば、この1000万元は、国家や地方からの報奨金と高級自動車などの現物を合わせた合計の金額だという。
そのほかに、生涯に渡って毎月5000元(約8万5000円)の特別手当が支払われるなどのケースもある。
中国は前回のリオデジャネイロ五輪で26個の金メダルを獲得した。今回はすでに30個以上の金メダルを獲得している。報奨金だけでも膨大な金額に上りそうだ。