隔月刊行の雑誌「Quick Japan(クイック・ジャパン)」を発行する太田出版は4日、今月予定していた第157号の発行を取りやめると発表した。
同誌をめぐっては平成7年発行号で、東京五輪開会式の元楽曲担当で、ミュージシャンの小山田圭吾氏が、学生時代に行ったいじめを告白したインタビューを掲載していた。

Quick Japan編集部は「表現方法、記事の影響についての思慮そして配慮が足らないままに世に出たことにより、差別を助長し被害者の方をはじめ多くの方を傷つけたことを改めて深くおわび申し上げます」としたうえで、「今後二度とこうしたことを繰り返さぬよう編集体制の見直しが必要と判断」したとして、発売休止を告知した。
次号発行までに「編集部員それぞれが差別と社会問題に対する理解を深めてまいります」としている。

https://www.sankei.com/article/20210804-U2ZPER3A2JNIZJEKDPN63G3IQI/