男子サッカー準決勝が8月3日(火)に開催される。埼玉スタジアム2002でU-24日本代表とスペインが、茨城カシマスタジアムではブラジルとメキシコが対戦する。

(中略)

欧州トップリーグや国際大会での実績を持つ選手たちがそろう強豪スペインだが、日本とは大会直前に行われたキリンチャレンジカップ2021で対戦しており、お互いに手の内はある程度分かっている状態にある。
日本の選手たちはその強さを肌で感じつつも、主力同士が対戦した前半45分間では日本がMF堂安律選手のゴールでリードを奪っていたこともあり、臆する雰囲気はない。
MF三好康児選手は「事前の試合でやっているし、そこからメンバーも変わっていない。あの試合でもすごく力のあるチームだなと感じた」と語るが、同時に「暑い中の連戦で相手にはユーロから続けて来ている選手もいて、絶対に疲労もたまっていると思う」と、試合のポイントにも言及した。
後半になれば、お互い苦しくなる中で、途中から出てくる選手が何をできるか。
「チーム全体の総力戦になると思っている。スタメンから出る選手、ベンチからの選手含めて、全員の力を問われる試合だと思う」(三好選手)
8月1日(日)のトレーニングでは、準々決勝に出ていた選手の多くが別メニューで軽めの調整を行う中、出場時間が短い、あるいは出場していない8名の選手が本格的なトレーニングを実施。
まだ1度もベンチ入りのないGK鈴木彩艶選手やDF瀬古歩夢選手がそうした状況を感じさせない集中したプレーを見せれば、シュート練習ではFW前田大然選手がゴール隅へと決まるシュートを次々と突き刺すなど、充実した内容で準決勝に備えた。
一方、大会直前の親善試合でスペインに対して1ゴールを突き刺している堂安選手は、この試合に向けて「(準々決勝は)GKの谷とディフェンス陣に助けられたので、準決勝、決勝はオフェンス陣がディフェンス陣を助けられるような活躍をしたい」とコメント。大一番での爆発を誓っている。
スペインとの準決勝は3日(火)の20時より、埼玉スタジアム2002でキックオフを迎える。

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