中国市民の間で鉄道に女性専用車両を設けて欲しいという要求が殺到している。これは日本と同様に痴漢が横行しているからだ。
とあるネットユーザーは重慶市に女性専用車両の設置を求めたが、重慶市は拒否の意思を明らかにした。

中国の特性上、このような公式的な意思決定は、中央政府の裁可が必要だという点を考慮すれば、
習近平政府の意思が反映されたという解釈だ。

ネットユーザーが最近、重慶市政治ネットワークのプラットホームに書き込みを掲載し、「女性専用車両」を設置するかどうかについて
問い合わせたと報じた。

該当ネットユーザーは「重慶市は地下鉄を通じて外国人に良いイメージを植え付けなければならない。
セクハラのような状況を防止するためには女性専用車両の設置が必要だ」という意見を提示した。
しかし、重慶鉄道公社は「当分、女性専用車両を設置する計画はない」と答えた。

その理由は3つだった。まず「女性専用車両の設置は法律を遵守する男性に差別・不信を与える」と述べた。

続いて「女性専用車両ができれば、一般車両に乗っている女性に心理的圧迫を与えることがある」と述べた。
最後に「公共施設を平等に使用できる男性の権利を排除しピーク時間帯に不便をもたらすことがある」と付け加えた。

この3つの理由から、中国政府は女性専用車両の設置を最終的に“許可しない”としている。

人民日報インターネット版人民網も女性専用車両が導入された日本を例に挙げ、「肯定的な側面よりは否定的影響の方が大きい」と
否定的見解を提示した。

日本では女性専用車両の歴史は古く、1912年に中央線に「婦人専用電車」が出来たのが最初とされている。

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