北京冬季五輪まで200日切る、「大会成功に向け準備作業ラストスパート」と中国メディア

来年2月4日に開幕する北京冬季五輪まで200日を切った。12会場のすべてが竣工。選手村で新型コロナウイルス感染症の陽性者が相次ぐなどトラブル続きの東京夏季五輪をよそに、中国メディアは「大会の成功に向け、準備作業はすでに全力のラストスパート」などと伝えた。

中国網によると、北京冬季五輪組織委員会は今年に入り、新型コロナウイルスの感染対策と冬季五輪の準備作業を同時進行し、104件の冬季五輪準備重点任務を全面的に推進している。各種任務が予定通り順調に実施されている。
組織委は今年下半期に、会場の最終作業に統一的に取り組み、予定通り会場以外の競技関連施設の建設・改修を終える。冬季五輪の基準および新型コロナウイルス感染対策の需要に基づき作業を推進し、開催の条件を整える。
組織委人力資源部の閆成部長は「会場・施設、競技の手配、感染対策などの重要要素を効果的に検証している。現在は試験結果に基づき改善作業を進めている」と述べた。

インフラは「しっかり建設」から「しっかり活用」に改善されている。都市運行などの外部サポートは「細かい点から着手」により正確に進められている。祭典に参加する各方面が日増しに盛り上がっている。

12会場は冬季オリンピック国際競技連盟連合の視察と承認を終えている。多くの中国と科学技術の要素を取り込んだ「氷のリボン」「雪如意」などが都市の新たなランドマークになった。3カ所の選手村がほぼ竣工し、首都体育館の改修も完了した。
ラストスパートの段階を迎え、「鳥の巣」「ウォーターキューブ」「氷のリボン」の建設・運営を担当する北京国資公司の岳鵬会長は「全力で最後の200日の決戦・決勝に取り組む」と自信満々だ。

都市の資源を利用し、医療・飲食・宿泊・警備などの大会サポート人材の育成も加速。組織委はスキー戦隊を結成し、民間スキー名人622人のうち過半数が試験活動サポートに参加する。世界の専門家を招き準備チームを強化するほか、国内の人材育成も急いでいる。

https://www.recordchina.co.jp/b879808-s25-c50-d0059.html