IOCバッハ会長で脚光浴びたお値段“一泊300万円!?スイートルーム”とはどんなホテルのどんな部屋?
7/16(金) 9:52
https://news.yahoo.co.jp/byline/takizawanobuaki/20210716-00248137/

バッハ会長が利用している客室?
来日している国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長が利用しているのではないかと目されているのが、「The Okura Tokyo(ホテルオークラ)」のスイートルームだ。そのお値段1泊300万円、広さは730平方mという。

The Okura Tokyoとはどんなホテルなのだろうか。ホテルオークラ東京を建て替え2019年9月12日に開業したThe Okura Tokyoは、2015年8月31日にホテルオークラ東京の本館が閉館、総工費1000億円を投じた4年に渡る壮大なプロジェクトの末に誕生した。そもそもホテルオークラ東京の開業は1962年。イギリスのチャールズ皇太子やダイアナ妃、アメリカのクリントン大統領、ジョンレノンなど50年以上に渡り多くの著名人にも愛されてきた日本を代表する伝統と格式があるホテルだ。

巨大な水盤を設けるために大倉集古館を6.5m移動させたという(筆者撮影)
そもそも、日本で伝統的にホテル御三家といわてきたのが「帝国ホテル 東京」「ホテルニューオータニ(東京)」「ホテルオークラ東京」で、いうなれば日本のホテル代表格とされてきた。近年、外資系に代表されるような多様なホテルが進出してきたが、日本のおもてなし文化という点でも内資系ホテルの魅力は奥深いものがある。他方、世界的な観光ブーム、近年の訪日外国人旅行者の増加もあいまって、外資系ラグジュアリーホテルのような世界標準ともいえる客室面積や独自のコンセプト性は、本家御三家にとっても脅威となってきた。