こちら鑑識班
米の品種特定進捗を報告する。

結論といたしまして、資料不足により外観からの特定は困難と判断いたします。

但し、ある特異点に着目することで、消去法的に特定し得る算段を得るに至りました。
その特異点とは胚芽です。当該の精米仕立てご飯は、標準的な精米をすればほとんど見受けられないはずの胚芽が、異常な割合で散見されます。
胚芽精米であればほとんどの米粒に胚芽が残るため、胚芽精米の可能性はありません。
標準的な企業の精米であれば、これほどの胚芽が残らないのはヒアリングの結果や、皆様が日頃食されるご飯からも明白です。

以上より、米の品種は茨城県産且つ、非常に精米技術の低い精米機を経るという条件から特定できるかもしれない、と判断いたします。
また、水戸周辺で入手可能であるという条件を加えれば、特定も容易になるかもしれません。

以上が現時点での鑑識進捗となります。
(何もわかっていないとも言える)

https://i.imgur.com/Z4zMAjy.png