菅義偉(すが・よしひで)首相は9日、下校中の小学生5人がトラックにはねられ死傷した事故が起きた千葉県八街(やちまた)市の北村新司市長と官邸で面会した。
首相は同市内全小中学校の送迎スクールバス運行を支援する意向を表明。
「全国に先駆けて八街市でスクールバスを検討しよう」とも述べ、全国的な事業実施を念頭にモデル事業と位置付ける考えを示した。

面会後、北村氏らが記者団に明らかにした。
北村氏によると、首相は「スクールバスのことも、これから国として考えなくてはならない」とも述べた。
その場で対応を検討するよう事務方に指示し、同市がすでに運行している臨時スクールバスに関しても財政支援する意向を示したという。

首相は1日に事故現場を視察している。
北村氏は「首相は今回の事件を本当に重く見ている」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20210709-FZD4Z3MVNZNZPFLJAFLVKBKEYE/