名古屋市は8日、「表現の不自由展」が開催されている同市施設での郵送物の破裂を受け、11日まで施設を臨時休館すると発表した。
不自由展は11日までの予定で、事実上の中止となる。

愛知県警中署によると、8日午前9時35分ごろ、名古屋市中区栄4丁目の市施設「名古屋市民ギャラリー栄」で、郵送物を職員が開封したところ、中に入っていた爆竹のようなものが破裂。
同署が威力業務妨害容疑で調べている。

不自由展は6日から11日までの日程で開催予定だった。
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」に出展された、慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を使った創作物が燃える映像作品などを展示し、施設使用許可を出した同市に取り消しなどを求める電話やメールが相次いでいた。

https://www.sankei.com/article/20210708-L7WKTD5X3ZOXDBL2ZS7IH6ONYI/