【全文】無免許運転の木下都議「票の重み踏まえて、熟考重ね得る」 進退めぐりHP更新
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 4日投開票の都議選で、地域政党「都民ファーストの会」から出馬して再選した木下富美子氏(54)=板橋区選挙区=は8日、自身が免許停止期間中に人身事故を起こした問題についてホームページを更新した。木下氏は「無免許で自動車を運転し、さらに交通事故を起こしてしまったことについて、猛省しております」とした上で、進退については「私にいただいた29767票の重みを踏まえ、 有権者の方々との絆を大切にし、損ねてしまった信頼を取り戻すためにどうすれば良いか、 様々なご意見をいただきながら、熟考を重ねてまいります」との見解を示した。

 木下氏は都民ファを除名となり、1人会派の無所属の1人会派「SDGs 東京」を立ち上げた。都議会局や都選挙管理委員会には「辞職するべきだ」「給与が出るのはけしからん」など430件以上の抗議が寄せられている。


ホームページの全文は次の通り。


都民の皆様へ
 
無免許で自動車を運転し、さらに交通事故を起こしてしまったことについて、猛省しております。 私の今回の行動が有権者の皆様の信頼を損ねることになってしまい、心よりお詫びを申し上げます。 また、多くの方々にご迷惑をおかけしており、申し訳なく思っております。

7月2日(土) 午前7:30 頃、免許停止中に自動車を運転し、 高島平駅前交差点の右折帯にて他の車に従って曲がろうとしていたところ、 私の車が先頭になっているタイミングで、後方よりクラクションがなりました。 前に出過ぎていることを注意されたと思い、低速でバックしたところ、 後方に停車していた自動車にぶつかる事故を起こし、自動車に搭乗されていた方にお怪我をさせてしまいました。

まずはお怪我をさせてしまった方に心よりお詫びを申し上げるとともに、誠意ある対応を行っていきたいと考えています。 一日も早い回復をお祈りいたしております。

また、無免許で運転していたこと及び事故を起こしたことについて、警察による取り調べに真摯に対応しております。 捜査中の案件ですので、具体的な事項については、弁護士さんの助言を受けて、それが整理された段階でご説明いたしたいと考えています。

都議会では、現在、無所属議員となっておりますが、都議会のルールでは会派を名乗らなければならないため 、僭越ながら一人会派を立ち上げた形になっています。 今後については、私にいただいた29,767票の重みを踏まえ、 有権者の方々との絆を大切にし、損ねてしまった信頼を取り戻すためにどうすれば良いか、 様々なご意見をいただきながら、熟考を重ねてまいります。

重ね重ね、私の今回の行動が有権者の皆様の信頼を損ねることになってしまい、深くお詫びを申し上げます。 また、多くの方々にご迷惑をおかけしており、申し訳なく思っております。

最後に、今回の選挙におきましてご支援いただきましたボランティアスタッフの皆様、 関係するすべての皆様にも、心よりお詫びを申し上げます。

令和3年7月8日

都議会議員 木下ふみこ