アメリカ海兵隊F-35B、78年ぶり他国空母から実戦参加

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イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母「クイーン・エリザベス(R08)」に搭載されているF-35BライトニングIIが初の実戦任務に従事しましたが、アメリカ海兵隊にとって歴史的な作戦でした。アメリカ海兵隊がアメリカ以外の空母から発艦した実戦参加は1943年以来、実に78年ぶりでした。1943年はイギリス空母「ヴィクトリアス」が太平洋に前方展開し、アメリカ海兵隊が作戦に参加しました。

今回の実戦任務は、かつてイスラム国、あるいはISISやISILと呼ばれるダーイッシュ掃討支援です。イギリスは「オペレーション・シェイダー」、アメリカは「生来の決意作戦(オペレーション・インヒアレント・リゾルブ)」の名称で継続されています。

ニュース画像 1枚目:クイーン・エリザベスからVMFA-211が6月18日からオペレーション・リゾルブ作戦に参加
クイーン・エリザベスからVMFA-211が6月18日からオペレーション・リゾルブ作戦に参加
作戦に参加したアメリカ海兵隊の第211海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-211)、イギリス空軍(RAF)第617飛行隊「ダムバスターズ」とも、カタールのアル・ウデイド空軍基地に設けられているアメリカ空軍の連合航空作戦センター(CAOC)から指揮を受けました。CAOCがクイーン・エリザベスから発艦するF-35Bの運用を統合した初めての任務でもありました。このCAOCは、アメリカ中央軍が担当する北東アフリカ、中東、中央アジア、南アジアをカバーする航空作戦を担っています。