エアバス社が水素に大きな賭け
Airbus Bets Big On Hydrogen

画像
https://simpleflying.com/wp-content/uploads/2021/05/Airbuszeroe-1000x606.png
https://simpleflying.com/wp-content/uploads/2021/03/E115A29F-2627-40A0-A566-7577A1E685D9-1000x499.jpeg
https://simpleflying.com/wp-content/uploads/2020/12/ZEROe-Pod-Configuration-1000x563.png

エアバス社は、ゼロエミッションの水素エンジンコンセプト「ZEROe」の導入を加速するために、フランスとドイツにゼロエミッション開発センターを設立することを発表しました。
このセンターでは、液体水素のタンクの開発と組み立てを行います。このセンターは2023年までにフル稼働し、2025年には初のテスト飛行を予定しています。
3機のZEROeコンセプト機はすべて水素を動力源としていました。3つの異なるバージョンの飛行機は、それぞれ異なる空力的アプローチを模索し、キャビンのレイアウトや、機内での水素の貯蔵方法のオプションを変えています。これらの水素推進技術の開発を迅速に進めるために、エアバス社は補完的なプロジェクトを立ち上げることを決定しました。

コスト競争力のある極低温タンク
エアバス社は、航空機の脱炭素化の鍵となるクリーンな燃料への切り替えを加速するために、2つのゼロエミッション開発センター(ZEDC)の設立を決定しました。
エアバス社が月曜日に発表した声明によると、以下の通りです。

「ZEDCの目的は、コスト競争力のある極低温タンクの製造を実現し、将来のZEROeの市場投入を成功させ、水素推進技術の開発を加速させることです。
タンク構造の設計と統合は、将来の水素航空機の性能を左右する重要な要素です」と述べています。
ZEDCの1つは、フランスのナントにあるエアバス社の施設に設置されます。もう1つはドイツのブレーメンに設置される予定です。
どちらも2023年までにフル稼働させる予定で、2025年にはタンクを使った初のテストフライトを予定しています。

航空ニュース紙 シンプルフライング ソース英語 2021/6/14 『Airbus Bets Big On Hydrogen』
https://simpleflying.com/airbus-bets-big-hydrogen/