「父親の育休」が取りにくすぎる日本…3カ月ハワイで過ごせるなら取る?

先日、男性の育児休業の取得を促す「改正育児・介護休業法」が成立した、というニュースを読みながら、「えっ」と驚いてしまった。

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今回の改正のポイントは男性の休暇取得を積極的に促すように企業に義務付けることだそうだが、
そもそも法律的に男性も育児休業を取りやすくなったのは2009年からだったらしい。
次女が生まれたのは11年だったのに、私は全く知らなかった。

夫に問いただすと、制度についてよく分かっていなかったという。知っていたら利用したと思うか、と聞いてみると、
「どうせ自分が休んでもあんまり役に立たなかったはずだ」と答える。

夫はいわゆる団塊ジュニア世代だが、この世代の問題なのか、夫の意識が特に低いのか。
日本の制度については、私より日本人である夫のほうが早く詳しく知るべきで、貴重な機会を失ったのは夫の責任だ、とひとしきり言った。

この一件で興味を持ち調べてみると、日本政府は10年から「イクメンプロジェクト」を始め、
男性が家事や育児に共に参加するためのワーク・ライフ・バランスの取り組みをアピールしていた。
ただ、そこから10年たった昨年、厚生労働省が公表した19年度の男性の育児休業取得率は、ここ数年で増えているものの7.48%にとどまっている。

夫のように知らなかった、あるいは知っていても取得しなかった日本の男性が圧倒的多数ということだ。
厚生労働省は、この数値を25年度には30%に上げることを目標にしているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/72b7436a4e5e2dba11c73deb5ead98cc983ffadb