タイムマシンは欧州原子核研究所(CERN)
によって2034年に第一号機が完成したとされています。
そして彼が乗ってきたタイムマシンはC204型重力歪曲時間転移装置で、
開発したのはゼネラル・エレクトリック社だと言いました。

原理は巨大加速器によって創られる電子サイズのミクロ特異点で、
ミクロ特異点というのは「小さいブラックホール」のことなんですが、
このミクロ特異点がタイムマシンの推進力だと言っています。

2001年にCERNへの記者会見が行われ、
そこで「実は実験室でミニブラックホールを創る実験をしていた」
CERNがこのようなことを発表したんです。
そしてCERNは後にこの研究を成功させています。

ミニブラックホール
https://i.imgur.com/40gp7OS.jpg

タイムトラベルは行き先の時間、座標をマシンにセットすると、
マシンユニットへの充電が開始されるそうです。

フルパワー駆動で約10年間飛ぶのに、およそ1時間程かかるとされる。
タイムトラベルが可能な範囲は、
タイターの使用したタイムマシンでは約60年であり、
それ以上の過去や未来に行こうとすると、
世界線(世界)のズレが大きすぎて
全く異なる世界にたどり着いてしまうという。

銀河系も太陽系もかなりの速度で宇宙空間を移動しているため、
宇宙空間に投げ出されてしまうと思われる。

タイターは技術的に最も困難な部分であると語っている。
タイターの説明によると、現在地における重力の正確な測定を行うことによって、
地球上での空間座標を特定しているとのこと。

その空間座標はタイムトラベル中、
VGL(可変重力ロック)という装置によって一定に保たれており、
時計(タイターの乗るタイムマシンではセシウム時計4個)
の発信周波数を基に、
Bordaと呼ばれるエラー修正プロトコルを用いて
制御されていると述べている。

タイムマシン
https://i.imgur.com/yle5tIk.jpg
移動する地球と太陽
https://i.imgur.com/ivBSBF2.jpg

彼はエヴェレット・ホイーラー・モデルというモデルが正しいと言っており
「この世には沢山の世界線が存在している」としています。
ジョン・タイターはこのパラレルワールドが無数に存在しており、
2036年から過去に戻ると別の世界線に移動することになるので、
自分のいた時代とは2%のズレが2000年の時代とは生じるとしています。
そのため、自分の親を殺しても何の問題もないとしています。

エヴェレット・ホイーラー・モデル世界
https://i.imgur.com/FQeQxNz.jpg