接種回数6000万回、7月20日頃にも…西村氏は経済活動の制限緩和も示唆

 西村経済再生相は22日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの国内での接種回数が7月下旬に計6000万回に到達するとの見通しを示した。
この時期に経済活動に対する制約の緩和が可能になるとの見方も示唆した。

 国内でのワクチン接種回数は21日現在、計約3290万回となっている。西村氏は「100人当たりの接種回数が50前後で様々な(社会経済活動の)緩和が欧州で行われてきた」と述べた。
その上で、制限緩和の時期に関連し、「7月20日頃には6000万回に進み、(100人当たりの接種回数が)かなり50に近い数字になる」と語った。

 一方、欧州に比べて日本の感染者数は少なく抑えられているなど、状況が異なるため、「ワクチン接種の量だけでは比べられない面がある」とも述べた。
制限を緩和する際は、接種の進展具合を専門家に分析してもらった上で検討する考えも示した。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210622-OYT1T50226/