人間の脳(神経)は神経伝達物質を放出し、受容体がそれを受け止めることで信号を伝える。
覚醒剤を摂取すると神経伝達物質が出まくるので、脳が異常に活発な状態(覚醒状態)になる。
だから覚醒剤を打つと何日も寝ない。

脳が異常に活発になることで、脳がオーバーヒートする。
そのままでは脳がタヒんでしまうので、神経伝達物質を受け止める量を減らす自衛の機能が働く。
これにより、神経伝達物質の受容体の数が減る。

覚醒剤が代謝されて血中濃度が下がると、脳内物質の放出も減る。
しかし受容体の数が減っているので、脳内物質が通常時の量では不足し、抑うつ状態となる。
これを治す手段は現代の医学では無い。

覚醒剤は片道切符。
一方通行で、帰り道は無い。