■「写真と違う」購入者怒り

 偽物のサイトを見て、猫リュックを購入した人には、とんでもない商品が届いていました。

 本物のリュックは大きさが65センチありますが、届いた商品は40センチのミニサイズ。
 本物は猫の足が背負っている人のふくらはぎまで伸びていますが、偽物は腰まで届きません。
 リュックとして販売されていますが、偽物には、2つ折りの携帯電話も入りません。
 耳はだらしなく垂れ、目も小さく、小太りの猫リュック。一見して偽物と分かる粗悪品です。

 偽の猫リュックを購入、Aさん(40代):「開けてみたら顔からして違っていて、あのリアルなネコちゃんとは全然違ったので、すごくがっかりして悲しい気持ちになりました」

 こう話すのは、ネットに無断掲載されたpicoさんの猫リュックの写真を見て購入してしまったAさん。

 Aさん:「うちがペット禁止の賃貸に住んでるんですけど、私も子供たちも猫がすごく大好きで。猫を飼いたいなと思っていたんです。禁止なので飼えないとなっている時に、広告ページを見つけて、これだったら飼っている気分になれると思って、ちょっと夢を描いて買ってしまいました」

 偽の猫リュックを6000円で購入したAさん。今考えれば、販売サイトにはおかしなところが、いくつかあったといいます。

 Aさん:「まず日本語が怪しかったです。中国語とか、そんなのを翻訳したような感じの言い回し。代引きしか使えないやり方だったりとか」

■“偽物”業者を直撃…「一緒のわけない」

 一体、誰が偽の猫リュックを販売しているのでしょうか。
 中国の大手通販サイトにpicoさんの写真を勝手に載せて出品していた会社に問い合わせると。

 中国の販売会社:「(Q.実際の商品は写真と同じですか?)一緒なわけないですよ!誤差は出ますよ。写真の“猫リュック”は元々日本の商品で、完全に手作りです。私たちの猫リュックはフワフワした生地を縫い合わせたものです。でも私たちも“リアル猫リュック”を作りますよ」

 中国の販売会社:「(Q.つまり、そちらが使用している写真は他人の画像ですよね?)他人の画像ですよ。問題があるなら画像を撮った人が直接言ってくればいいでしょう」

 写真を無断利用していることをあっさり認め、偽物だと堂々と開き直る男性。この業者は現在も偽物の販売を続けています。

以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8414114b73495c3cb180bf43fbcf8f739fb420