掛川、菊川など静岡県中西部5市で3月以降、側溝のふたの盗難被害が相次いでいることが13日、明らかになった。
5市によると、被害は少なくとも200枚以上で、被害額は掛川市で約108万円、菊川市で約90万円に上るという。

 盗まれたのは金属製で格子状の「グレーチング」や「縞鋼板(しまこうはん)」と呼ばれる板状のふたで、
グレーチングは長さ約1メートル、幅30〜40センチの規格が主。
同日までに掛川市で60枚、菊川市で43枚、御前崎市で39枚、島田市で37枚、牧之原市で28枚が被害に遭ったとみられる。
いずれも市街地から離れた茶畑など「耕作者しか来ないような場所」(掛川市維持管理課)。
御前崎市池新田、高松地区や掛川市千浜地区では国道150号以南に集中しているという。

 島田市では被害により茶園への車の乗り入れに支障が生じたため、急きょ新品を手当てした。
牧之原市は在庫のグレーチングを設置し、複数枚をボルトで連結して持ち出しにくくした。

 各市とも管内の警察署に通報済みで「不審な車を見かけたら連絡してほしい」「車を運転する際はふたが無くなっている場所に注意を」などと呼び掛けている。

側溝のふた 200枚超盗難被害 掛川、菊川など中西部5市
https://news.yahoo.co.jp/articles/579c36549015addb78fbb1f67b10cd707bf163e5