3日、長野県の槍ヶ岳に登山していた男性3人が遭難し、このうち1人は救助されましたが、警察によりますと、心肺停止の状態だということです。
仲間とみられる男性2人も4日朝、登山道の周辺で倒れているのが見つかり、警察などが救助にあたっています。

3日午後2時半前、標高3180メートルの北アルプスの槍ヶ岳に登山していた男性から、同行者が滑落したと警察に通報がありました。
山岳救助隊が捜索にあたり、山頂近くの登山道で男性1人が倒れているのが見つかり、山小屋に運ばれました。
男性は4日朝、県警のヘリコプターで山小屋から搬送されましたが、心肺停止の状態だということです。

警察によりますと、男性は3人で登山をしていたということで、4日朝の捜索で男性2人が登山道とその下で倒れているのが見つかりました。
警察などが救助にあたっていますが、今のところ容体などはわかっていません。

3日の午後、現場付近では吹雪になって視界が悪く、雪が積もっていたということです。
大型連休中の登山では、天候が急に悪くなり、遭難するケースがあとをたちません。
警察は雪の状況を確認して冬用の装備を準備するなど、注意を呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210504/k10013011821000.html