「韓国に大差つけられた日本映画界」低迷の真因
なぜ邦画は「アカデミー賞」に選ばれないのか?

昨年の『パラサイト』に続いて、またもや韓国の映画人がアカデミー賞に選ばれた(写真:Eric McCandless/getty)
またもや快挙達成。

4月25日(日本時間4月26日)、アメリカ・ロサンゼルスで行われた第93回アカデミー賞授賞式で、アメリカに移民として渡った韓国人ファミリーの物語を描いた『ミナリ』が助演女優賞を獲得した。

『ミナリ』はアメリカ制作の映画で、リー・アイザック・チョン監督と主演男優賞候補になったスティーブン・ユアンはともに韓国系アメリカ人だが、受賞したベテラン女優ユン・ヨジョンは韓国人。


映画『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督と主要キャスト陣。右下の女性がユン・ヨジョンさん(写真:Emily Assiran/Getty)
映画の中で使われる言語も半分以上が韓国語であり、昨年、作品賞に輝いて世界に衝撃を与えた韓国映画『パラサイト-半地下の家族-』に続き、韓国系映画の快進撃が止まらない。