参院の広島再選挙と長野補選でいずれも自民候補の落選が確実になったことを受けて、自民党の山口泰明・選挙対策委員長は午後10時半ごろ、党本部で記者団に「残念だが、この結果は有権者の審判。しっかり厳粛に受け止めて、今後の色んな選挙にも反省を踏まえ、やっていきたい」と語った。

 自民は擁立を見送った衆院北海道2区補選も含めると「3敗」となった。山口氏は広島と長野の結果について「負けに不思議(な負け)はない」とした上で、「謙虚に反省しながら、しっかりと検証していきたい」と述べた。

 記者から、河井案里氏と夫の克行被告による買収事件に端を発した「政治とカネ」問題が敗戦に影響したかと問われると、「それがね、ないとは言えませんけれども、それもひとつだとは思います」と述べた。

 当初は党本部に来る予定だった二階俊博幹事長は姿を見せなかった。

自民の選対委員長「厳粛に受け止める」 二階氏は現れず
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