共産・志位氏「最悪の火事場泥棒」 緊急事態条項の改憲案を批判

 共産党の志位和夫委員長は22日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、憲法を改正して緊急事態条項の創設を求める声が与野党の一部にあることについて、「政府の失政を憲法になすりつけて、改正に持って行こうとするのは最悪の火事場泥棒だ」と批判した。

 志位氏は「政府が無為無策で、まともな対応をしていないから失敗している。それを憲法のせいにしないでほしい」と指摘。共産党が求めている十分な補償や抜本的な検査拡大などに言及し、「憲法を変えなくても全部できる」と語った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042200978&;g=pol