インド発の香港便、乗客少なくとも53人コロナ陽性

【4月20日 AFP】香港当局は20日、インド首都ニューデリー発の航空便の乗客少なくとも53人が、新型コロナウイルスの検査で
陽性と判定されたと発表した。香港は新たな感染拡大を懸念し、インドからの航空便の乗り入れを急きょ禁止した。

乗客らは4日、インドの航空会社ビスタラ(Vistara)便で到着。世界的に見ても特に厳しい入境制限が設けられている香港で、
乗客らは3週間の強制隔離に入り、この期間中に陽性が判明した。同機の定員は188人だが、搭乗者数は公表されていない。

https://www.afpbb.com/articles/-/3343089


ワクチン効かず?世界襲う変異株 インドでは二重変異も

新型コロナウイルスによる世界の感染者数が再び急増し、1日あたり70万人(7日間平均)を超えて過去最多の水準になっている。
背景にあるとみられるのが感染力の強い変異株。ワクチン接種が進む国でも感染が拡大しており、各国は危機感を強めている。

新型コロナのワクチン接種が進む国でも、感染状況は悪化している。

フランスはワクチンを1回受けた人の割合は約19%だが、1日の感染者数は3万人以上。うち9割を変異株が占め、政府は感染の
ピークにはまだ達していないとみている。

15日には、新型コロナによる死者数が10万人を超えた。このうち4割が、変異株が初めて確認された昨年12月末以降だ。

https://www.asahi.com/articles/ASP4L5VDDP4LUHBI00T.html

インドで連日20万人感染 ガンジス川沐浴でもマスク着けず拡大、「母なる川が守る」かなわず

https://i.imgur.com/3R6RhOx.png

【バンコク=岩崎健太朗】インドで、新型コロナウイルス感染の第2波が急拡大している。14日以降、1日あたり20万人超の新規感染が続き、
19日に米国に次ぎ2カ国目となる累計1500万人を突破。1つのウイルスに2つの変異がみられる「二重変異株」が確認されており、
一部の専門家は「高い感染力を持つ可能性がある」と警鐘を鳴らしている。

インドでは1日当たりの新規感染が昨年9月に10万人近くまで上昇したが、今年2月には1万人以下に抑え込んでいた。しかし、4月から
過去最悪を更新し続け、保健省の19日の発表では27万4000人近くに達した。

地元メディアによると、減少局面に入った昨年秋ごろ、専門家らが「実際は億単位がすでに感染したとみられ、今後『第2波』は起きない」と楽観視。
1月からワクチン接種も始まったことで警戒意識が薄れた。AFP通信によると、北部ウッタラカンド州でのヒンズー教の大祭「クンブ・メーラ」には、
マスクを着けない人たちが大挙してガンジス川で沐浴。関係者は「母なる川が巡礼者をコロナから守る」と話したが、12、13の両日で計1000人以上の感染者が出た。

さらに、昨年末に見つかった「二重変異株」の影響も指摘されている。すでに欧米など各国で見つかり、政府は「感染拡大との関連は確認中」としているが、
「高い感染力や免疫回避力があり、調査サンプルで見つかる割合も増えている」と指摘する専門家もいる。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/99162?rct=world