中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は18日までに、台湾問題を明記した
日米共同声明を受け「中国を封じ込める米国の戦略に日本が加わり、中日関係は改善の勢いを
失った」とする社説を発表した。

 中国外務省の報道官は日米首脳会談前の16日の記者会見で日中関係が「重要な岐路にある」
と警告し、日米首脳会談後の17日深夜に出した談話で「中国内政に乱暴に干渉した」と猛反発した。
改善基調にあった日中関係の転換点となるか、習近平指導部の今後の対日政策に注目が集まる。

 社説は、日中が歩み寄り、関係を少しずつ正しい軌道に戻してきたが「日本が突然路線を変えた」
と批判。日米同盟が「アジア太平洋地域の平和を脅かす軸になっている」とも強調した。(共同)
https://www.sankei.com/world/news/210418/wor2104180005-n1.html