大阪府の吉村洋文知事は16日夕、新型コロナウイルスの重症病床が非常にひっ迫していることを受け、滋賀県に看護師の派遣などを求めていることを明らかにした。

 吉村知事は「滋賀県と直接話をしている。看護師の応援や、それ以外の応援をお願いできないかと、現実に話している。一定支援を頂けると思っている」と語った。

 大阪府内では、15日時点の重症者数が261人と、確保している病床241床を上回り、一部は中等症向けの病院で治療を継続せざる得ない状況になっている。

 吉村知事は、病床を拡大するため、近畿圏では、まだ比較的医療体制に余裕のある滋賀県に、看護師の派遣などを求めていることを明らかにした。

 また、知事は16日、新型コロナの重症患者を受け入れている府内の複数の病院を訪れ、病床の新たな確保を求めたという。

 知事が直接病院を訪問して、協力を求めるのは今回が初めて。

読売テレビ

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