実際に時間を逆行する粒子は存在する。
それがいわゆる、「反物質」だ。

「陽電子とは、電子の『反物質』です。
反物質とは、既存の粒子とはほとんど同じ性質を持っているにも関わらず、
電気的な性質が逆になっている粒子です。
どんな素粒子にも、反物質は存在します」(松浦教授)

そして実は、こういった反物質は、通常の物質の時間逆行粒子だと考えられている。
つまり、「陽電子は、時間をさかのぼっている『電子』」なのだ。

この反物質は、通常の粒子と遭遇すると大量のエネルギーと光を放出して消滅する。
これがいわゆる「対消滅」だ。
映画テネットでは、主人公に対して
「時間が逆転している最中に、『自分自身に出会うと、対消滅する』」
と警告がなされていた。

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https://www.businessinsider.jp/amp/post-222883

ニュートリノの反物質
南極で初観測

千葉大などの国際研究チームが
南極の氷に埋められた観測施設「アイスキューブ」で初めて観測した。
飛来したのは、電気的な性質が逆さまなニュートリノの反物質で、
超新星爆発で生まれるニュートリノの10億倍のエネルギーだったという。
論文が10日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

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朝日新聞
https://www.asahi.com/amp/articles/ASP3B6S6LP39ULBJ00V.html