小学生の時、縦軸と横軸に時間と距離を表すグラフを書いたことがあるだろ?
グラフ上には、点の動きが線として描かれて固定されている。
つまり一次元の線の上の点の動きが、時間軸によって、どの時刻にどこにいたかが決まっている。
点の動きはその線によって最初から最後まで決まっていると言ってもいい。
もちろんその点がグラフを無視して勝手に時間を遡って動き回ったりしない。

僕らの世界は、距離が一次元じゃなくて縦横高さの3次元になっているだけで基本はあれと同じ。
そこに描かれたことが全て。
時空は過去から未来まで決まっていて、四次元のグラフによって表される。
僕らがその中を自由に動き回るなんてことはあり得ない。