ミャンマーの治安部隊は9日、中部の古都バゴーで国軍に対する抗議デモを攻撃し、少なくとも60人が死亡したもようだ。
現地メディアが10日までに報じた。報道によると、治安部隊の攻撃は9日早朝に始まり、
機関銃やロケットランチャーなどの重火器で、市民らが築いたバリケードを攻撃した。

「ミャンマー・ナウ」はデモ隊リーダーの話として、兵士が駐屯するパゴダ(仏塔)の敷地に約60人の遺体が運び込まれたと伝えた。
治安部隊が遺体を回収したため、正確な死者数は明らかになっていないという。

バゴーはヤンゴンから車で約2時間。巨大な寝仏で知られる。
ヤンゴンから日帰りで訪れる身近な観光地として知られていた。

2月1日のクーデター後、治安部隊の攻撃による犠牲者は600人を超す。

ミャンマー抗議デモ60人死亡か 治安部隊、重火器を使用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM101IL0Q1A410C2000000/