イランに抑留されていた韓国船籍の石油タンカー「韓国ケミ号」と船長が9日、解放された。
イラン側が「海洋汚染」を理由に抑留してから95日後のことだ。
イラン側は解放する時もどのような海洋汚染を引き起こしたのか明らかにしなかった。

 今回の解放は、米国がイランとの核合意(JCPOA=包括的共同作業計画)を復活させるための交渉に最近乗り出し、
韓国国内で凍結されているイランの資金のうち10億ドル(約1097億円)の解除を提案した、という報道と相まって実現した。
また、韓国でも凍結資金を利用し、支払いが遅れているイランの国連分担金1600万ドル(約17億5000万円)を立て替えることにしたと伝えられた。

 「結局、イランは米国から制裁解除とカネを引き出すために韓国人を『人質』として利用したのではないか」と批判する声もある。
(以下略)

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2021041080010