【シドニー時事】オーストラリア最大都市シドニーを抱える東部ニューサウスウェールズ州の沿岸部が記録的な
豪雨に見舞われ、一部地域では家屋が浸水して避難命令が出た。今後数日間は雨が降りやすく、当局は
警戒を呼び掛けている。

 豪気象局によると、21日午前9時(日本時間同日午前7時)までの24時間の降水量はシドニーが110ミリ。
シドニーの水がめとなっているワラガンバダムでは貯水能力を上回り、ダムから水があふれている。

 ポートマッコーリー付近では降水量が249ミリに達し、ベレジクリアン州首相はこうした地域では「100年に1度」の
水害が起きていると指摘した。

 同州は昨年初めには干ばつなどによって大規模森林火災が発生し、多数のコアラなどが犠牲となった。
1年後には水害に襲われており、天候に揺さぶられている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032100228&;g=int