引っ越しをしてから数週間経った時、お隣さんへ挨拶に行きました。毎日のように訪ねてもいつも留守だったので、こんなに時間がかかったことをお詫びしてタオルを渡したの。

すると、「あれ? 君はうちの店に来てイベントを見ていた子だよね?」と言ったんです。そこは回転寿司屋さんですが、コロナで客足が途絶えたのを打開するため、マグロの解体ショーをしていました。

彼は芸術の領域まで達している包丁さばきで、マグロを切断していました。

こんな出会いをきっかけに、彼はその日に余ったお寿司を毎晩差し入れてくれるようになったんです。

しかも、アワビやイクラ、大トロなど、高価なネタばかり。いつもよくしてもらうだけでは申し訳ないので、ある日「紅茶でも飲みませんか?」と、部屋へ誘いました。

「いいね。いつも緑茶ばかり飲んでいるから、たまには他のお茶が欲しくなる」

私が焼いたクッキーを食べながら紅茶を飲むと、何となく彼の目からギラギラ光線が出ていました。もちろん、私もこの日は欲情していたので「やられたいビーム」を送り返します。

当然、こちらの性欲が伝わり、ソファに座っていた彼がいきなり頬を寄せながら胸を揉んできました。最初はキスをしてほしかったけど、やはりEカップの胸が第一の選択なのでしょう。

「これから、女体昇天ショーでもやるか?」

彼はカーペットの上に私を下ろすと、仰向けに寝かせ、まな板の鯉状態でイベントの始まりです。

「ソイヤッ」の掛け声とともに、スカートとパンツ、ブラを手際よく脱がせます。

続いて左胸を舐めながら、右胸は指先で乳首を愛撫。強く揉まれると感じてしまう私は、思わず「ああっ」と声を漏らしました。

濡れやすい体質なので、足を大きく開かされている状態だと、アナルのほうまで愛液が滴っています。

やがて私の体には、刺身包丁ではなく男根がズブリと刺さりました。

刃物を研ぐような規則正しい動きで、快感が大波みたいに押し寄せ、もう寝たきりのマグロではいられません。

鮮魚のようにピチピチと体を踊らせながら「ダメ、ダメ…。イッちゃう〜!」と声が出た瞬間、全身の力が抜けてしまったんです。

ショーが終わってもまたあの快感が欲しくなり、すぐにアンコールしました。

(書き手・すしざ◯まい)

顔見知りの寿司職人だったお隣を誘惑…見事な男根さばきで女体昇天ショーに《久枝さん=仮名・22歳・OL》〜官能小説作家書き下ろし『実録 女のセックス告白』
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