アイルランドでアマチュア騎手が死んだ馬の背中に飛び乗る映像がSNSで拡散し、批判の的になっている。
アイルランド競馬規制委員会は2日、ツイッターへの投稿を通じて問題の映像の存在を確認し、この件について調査していることを明らかにした。
この映像は1日にSNSを通じて広く拡散した。数人が笑ったり冗談を言ったりする中で、1人が死んだ馬の背中の上でポーズを取っていた。
このグループは競走馬の調教場にいる様子だった。
当局はまだ公式には、馬の上に座っていた男性を特定していない。
しかしアマチュア騎手のロブ・ジェームズ氏は現地メディアの取材に対し、これが自分だったことを認めて謝罪した。
ジェームズ氏は「あの時の自分の愚かさを弁護しようとすれば、私を応援してくれたたくさんの人たちを一層侮辱し、傷つけることになる」と語り、
問題の映像は5年ほど前に撮影されたと説明。
「私は雇用主や自分の家族、そして私が愛するスポーツに恥をかかせた」「自分が引き起こしたダメージに打ちひしがれている。
私の行為によって傷ついた人たちへの償いのため、全力を尽くす」と述べている。
アイルランドではこれに先立ち、著名調教師のゴードン・エリオット氏が、死んだ馬の上に座っている写真が拡散したことを受けて謝罪していた。
英国競馬統括機構は、アイルランド当局が調査を行う間、エリオット氏を一時的に出場禁止処分とした。
エリオット氏は地面に横たわった馬の上にまたがって片方の手でピースサインを出し、もう一方の手には携帯電話を持っていた。

死んだ馬にまたがる騎手や調教師、SNSで相次ぎ映像拡散 アイルランド
https://www.cnn.co.jp/world/35167234.html