一手に1時間、2時間という長い時間をかけて
指し手を決めるということがよくあります。
それだけ考えても、実際に指せる手は一手だけ、
読みの大半は実際の指し手には表れないのです。
その一見、無駄とも思える読みの時間が、
プロ棋士にとってはとても大切なものなのです。
羽生三冠はあるインタビューで読みの数を聞かれたときに、
「(読む手数は)直線で30〜40手、枝葉に分かれて300〜400手」
と答えています。
激しく動き回るスポーツではないのに
1回の対局で体重が3〜4キロは減ると言いますから、
考える事に費やすエネルギーは大変なものなのです。
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